-No.095----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/06/02-  すみません。発行が1日遅れてしまいました。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル1改訂対策 Vol.4   ◇SSH  ◆LPIC模擬問題集 Vol.95 ──◆レベル1改訂対策 Vol.4 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇SSH  ・OpenSSHのサーバデーモンはsshdである。  ・sshdの主要な設定ファイルは、/etc/ssh/sshd_configである。  ・全ユーザーに適用されるsshクライアント設定は、/etc/ssh/ssh_config で   行う。  ・/etc/ssh/ssh_host_keyには、そのホストの秘密鍵が格納される。   (ssh_host_key.pub、ssh_host_rsa_key、ssh_host_rsa_key.pubも)   アクセス権は600となる(root所有)。  ・信頼するホストが登録されるファイルは、ssh_known_hostsである。  ・鍵ペアを作成するには、ssh-keygenコマンドを使う。鍵ペアは、~/.ssh以下   に格納される(デフォルト)。  ・~/.ssh/identityは、秘密鍵(バージョン1)ファイルである。  ・~/.ssh/identity.pubは、公開鍵(バージョン1)ファイルである。 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.95 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問255.XFree86バージョン4を使ってGUIを実現しているが、画面表示がモニタの    中央からずれてしまっている。表示位置を微調整したい場合、どのコマン    ドを使うのが適切か? ○ 1. xfs ○ 2. XF86Config ○ 3. xclient ○ 4. xvidtune ○ 5. xdm 問256.ulimitコマンドで実行できる機能として適切なものをすべて選択せよ。 □ 1. coreファイルが作成されないようにする □ 2. ファイルシステムの使用量と空き容量を表示する □ 3. カーネルバージョンを表示する □ 4. デフォルトのアクセス権を設定する □ 5. プロセスの最大サイズを制限する ---LEVEL 2--- 問257.sendmailの設定をしている。marimoというドメインが指定された場合、    lpic.jp宛にメールが送信するようにするには、どのファイルに設定を    記述すればよいか? ○ 1. /etc/mail/access ○ 2. /etc/mail/domaintable ○ 3. /etc/mail/mailertable ○ 4. /etc/mail/aliases ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問255.の解答:4(101試験) xvidtuneコマンドをXのターミナルで実行すると、表示位置の微調整などが行え ます。xfsはフォントサーバ名、XF86ConfigはXの設定ファイル名、xdmはディス プレイマネージャ名です。 問256.の解答:1,5(102試験) ulimitコマンドは、ユーザーが利用可能なリソースを制限します。ulimitの制限 は、実行したシェルとその子プロセスで有効であるため、bashの初期化ファイル などで設定されます。 ファイルシステムの使用量と空き容量を表示するにはdf、カーネルバージョンを 表示するにはuname、デフォルトのアクセス権を設定するにはumaskコマンドを使 用します。 問257.の解答:2(202試験) /etc/mail/domaintableで、ドメイン名のマッピングを設定できます。問題にあ る設定を行うには、次のように記述します。 marimo lpic.jp 例えばreira@marimoとすると、reira@lpic.jp宛に送信されます。 【出題:中島】