-No.086----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/03/24-  関西での無料セミナーに参加いただいた方、どうもありがとうございました。  そろそろレベル2対策セミナーも始めたいですね〜。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル1のツボ Vol.08   ◇ポート番号  ◆LPIC模擬問題集 Vol.86 ──◆レベル1のツボ Vol.08 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  レベル1試験の要点や、間違いやすいポイントを紹介していきます。 ◇ポート番号  TCP/IPアプリケーションは、ポート番号を使って識別されます。以下のポート 番号は暗記しておきましょう。 20 : FTP(データ転送) 21 : FTP(データ制御) 23 : Telnet 25 : SMTP(メールサーバ) 53 : DNS(DNSサーバ) 67 : BOOTP/DHCPサーバ 68 : BOOTP/DHCPクライアント 80 : HTTP 110: POP3 119: NNTP (NetNews) 139: NetBIOS 143: IMAP(IMAP2) 161: SNMP(Simple Network Management Protocol)  ポート番号とサービス名の対応は、/etc/servicesに記述されています。 /etc/services(一部) -------------------------------- telnet 23/tcp telnet 23/udp smtp 25/tcp mail smtp 25/udp mail -------------------------------- ──◆LPIC模擬問題集 Vol.86 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問228.chownコマンドのインストール元パッケージ名を特定したい。下線部に入    るコマンドは何か。    # rpm -qf `___________ chown` 問229.シリアルポートのIRQやUARTチップの種類を表示するコマンドはどれか。 ○ 1. cat /etc/serial ○ 2. setserial ○ 3. tty_view ○ 4. cat /proc/serial ○ 5. xcomview ---LEVEL 2--- 問230.NFSサーバを常時利用しているが、サーバやネットワークが頻繁にダウン    し、NFSクライアントコマンドがタイムアウトしてしまう。対策として適    切なものはどれか。 ○ 1. マウントオプションにsoftを指定する ○ 2. マウントオプションにhardを指定する ○ 3. マウントオプションにautoを指定する ○ 4. ファイルのバッファサイズを最大に指定する ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問228.の解答:which(101試験) rpm -qfで、フルパスで指定したファイルのインストール元パッケージが特定で きます。つまり下線部には、chownコマンドのフルパスを検索するwhichコマンド が当てはまります。「which chown」がバッククォーテーションで囲まれている ので、この部分はchownコマンドのフルパスに置き換えられます。 問229.の解答:2(102試験) setserialコマンドは、指定したシリアルポートのIRQ、I/Oアドレス、UARTチッ プの種類などを表示します。/proc/serialや/proc/serialといったファイルは ありません。tty_viewやxcomviewといったコマンドはありません。 問230.の解答:2(201試験) hardオプションを指定してハードマウントを行うと、NFSサーバやネットワーク がダウンした場合、そのNFSサーバにアクセスしているクライアントプログラム は、復旧するまでリトライを繰り返します。 【出題:中島】