-No.083----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/03/02-  LPICのiStudyがいよいよ発売されますので、どうぞよろしくです。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇iStudy for LPI まもなく登場  ◆レベル2のツボ Vol.02   ◇マウントオプション  ◆LPIC模擬問題集 Vol.83 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇iStudy for LPI まもなく登場  資格試験対策学習教材として有名なiStudyに、LPICレベル1が登場します。101 及び102試験を対象とし、もちろん改訂試験(リリース2)にも対応しています。 収録問題数約500問。定価は18,000円となります。なお、ユーザー優待があるら しいので、iStudyユーザーの方は下記URLをご覧ください。 iStudy for LPI レベル1 ・価 格 18,000円 → ユーザ予約優待価格 12,600円(税別) ・予約優待期間 3月18日までの入金分(代金引換除く)まで ・出荷予定日 3月20日 ・詳細URL  http://secure.istudy.ne.jp/index.asp?appl=shohin2.asp&Shocd=I20301 ──◆レベル2のツボ Vol.02 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  レベル2試験の要点や、間違いやすいポイントを紹介していきます。 ◇マウントオプション  レベル2では、レベル1以上にマウントオプションについて理解する必要があり ます。単なる意味だけではなく、そのオプションを利用することでどうなるか、 まで理解するようにしましょう。 ・async (<->sync)  非同期入出力を実行できる。システムがクラッシュした際はデータが失われる  可能性が高くなるが、NFSファイルシステムの処理速度は非常に高められる。 ・auto (<->noauto)  起動時に自動的にマウントする。 ・defaults  async, auto, dev, exec, nouser, rw, suid と同じ。 ・dev (<->nodev)  スペシャルデバイスファイルを利用できる。 ・exec (<->noexec)  実行ファイルの実行を許可する。 ・noauto (<->auto)  自動的なマウント(mount -aなど)の対象外とする。 ・noexec (<->exec)  実行ファイルの実行を禁止する。 ・nosuid (<->suid)  SUID、SGIDを無効にする。 ・ro/rw  読み込みのみ/読み書き可能でマウントする。 ・remount  すでにマウントされているファイルシステムに影響を与えないで、rwなどのフ  ラグ変更を許可する。 ・suid (<->nosuid)  SUID、SGIDを有効にする。 ・sync (<->async)  同期入出力を利用する。処理が遅くなるが、asyncを指定するよりは多少信頼  性が高くなる。 ・user  一般ユーザーのマウントを許可する。ただし、アンマウントはマウントしたユ  ーザーしかできない。 ・users  一般ユーザーのマウントと、マウントしたユーザー以外のアンマウントを許可  する。 ※マウントオプションは、コマンドラインもしくは/etc/fstabで指定されている 順序で処理されるので、例えばsuid、nosuidの順に指定すると、nosuidが適用さ れます。  mountコマンドの-oオプションの使い方もおさえておきましょう。 例:再マウントする # mount -o remount /dev/hda2 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.83 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問219.1ユーザーあたり、ディスクを10MB以上使用することができないように設    定したい。すでにクォータが有効になっている場合、何というコマンドを    使ってユーザーのクォータ制限値を変更すればよいか?   ___________ 問220.ホストibuki上で動作しているXクライアントの出力を、ホストyamato上で    動作しているXサーバで表示したい。以下はその設定作業の一部である。    下線部に当てはまる環境変数は何か?   $ export ______=yamato:0.0 ---LEVEL 2--- 問221.DHCPサーバの設定をしている。192.168.112.0/24のネットワークで、動的    にクライアントに割り当てる範囲を192.168.112.20〜192.168.112.40に指    定するには、設定ファイルにどのように記述すればよいか。下線部に入る    適切な記述を選択せよ。        subnet 192.168.112.0 netmask 255.255.255.0 {    __________________________________________    option broadcast-address 192.168.112.255;    option routers 192.168.112.1;    } ○ 1. from 192.168.112.20 to 192.168.112.40; ○ 2. 192.168.112.[20-40]; ○ 3. range 192.168.112.20 192.168.112.40; ○ 4. 192.168.112.20/24; 192.168.112.40/24 ○ 5. (192.168.112.20)-(192.168.112.40) ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問219.の解答:edquota(101試験) ユーザーのクォータの設定を行うには、edquotaコマンドを使います。viなどの エディタが開くので、ハードリミットやソフトリミットの設定を行います。 問220.の解答:DISPLAY(102試験) Xクライアントの出力先を指定する環境変数はDISPLAYで、書式は次のとおり。 [ホスト名]:ディスプレイ番号[.スクリーン番号] 問221.の解答:3(202試験) DHCPサーバの設定ファイル/etc/dhcpd.confで、選択肢3.のように記述します。 サブネットごとの設定では、{} の対応がずれないよう気をつけます。また、行 末に「;」も必要です。 【出題:中島】