-No.039----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2002/03/31-  発行3/31…なんですが、もう4/1になっちゃいました(^^;。年度末・年度始め でお忙しい方も多いのではないでしょうか。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル2要点整理 Vol.5   ◇Sambaサーバの設定 (2)  ◆LPIC模擬問題集 Vol.39 ──◆レベル2要点整理 Vol.5──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  範囲のすべてを書くスペースはないので、要点の整理としてご利用下さい。  主な参考文献を示しますので、学習の参考にして下さい。 ■Topic 2.209.1 ■ Sambaサーバの設定 (2)  【重要度5】★★★★★☆☆☆☆☆ 【重要コマンド/用語/ファイル/ユーティリティ】  □smb.conf内で利用できる主な変数   %g : 現在のグループ名   %m : クライアントのNetBIOS名   %u : 現在のユーザー名   %v : Sambaのバージョン   %G : Sambaセッションのグループ名   %H : %uのホームディレクトリ   %L : サーバのNetBIOS名   %U : Sambaセッションのユーザー名  ・smb.conf 内のコメントは「#」または「;」である  □smbstatus   Sambaサーバへ接続しているユーザーを表示する  □smbclient   Sambaサーバの共有資源にアクセス、ファイル転送する  -L : リスト表示を要求  -U : ユーザーを指定  ex. $ smbclient '\\smbserver\share'  ex. $ smbclient -L 192.168.1.10  [サブコマンド]  ! シェルコマンドを実行  cd ディレクトリを移動する  lcd ローカルのディレクトリを移動する  del ファイルを削除  dir ファイルリストを表示(=ls)  exit smbclientを終了する(=quit)  get ファイルを取得  mget 複数のファイルを取得  mkdir ディレクトリを作成  rmdir ディレクトリを削除  put ファイルをサーバに転送  mput 複数のファイルをサーバに転送  □smbmount   Sambaサーバの共有ディレクトリをマウントする  ex. # smbmount '\\smbserver\share' -c 'mount /mnt' -U user -P passwd  □smbumount   Sambaサーバの共有ディレクトリをアンマウントする  □testparm   smb.conf の内容をチェックする  □smbpasswd   Sambaサーバのパスワードを変更する  -a user : userのパスワードを変更する  -e user : ユーザーを有効にする  -d user : ユーザーのパスワードを削除する  -j domain: SambaサーバをWindowsNTドメインに参加させる  □nmblookup   NetBIOS名の照会やIPアドレスへの変換を行う  □Sambaの起動、停止、再起動  # /etc/rc.d/init.d/smb [start|stop|restart]   * smb.conf の変更反映には再起動が必要  □/etc/lmhosts   IPアドレスをNetBIOS名にマッピングする  ex. 192.168.1.10 SMBSERBER 参考文献: 『標準Red Hat Linux リファレンス』B.Ball,D.Pitts著/インプレス 『Red Hat Linux サーバー管理 BlackBook』D.A.LeBlanc著/インプレス ──◆LPIC模擬問題集 Vol.39 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問87. updatedb コマンドの -e オプションの意味はどれか? ○ 1. updatedb コマンドを実行する時刻を指定する ○ 2. locate データベースをアンインストールする ○ 3. 指定したディレクトリをデータベース再構築の対象外とする ○ 4. ファイルシステムの整合性をチェックする 問88. 「echo $?」を実行すると「1」が表示された。ここで上矢印キーを押し、    再度同じコマンドを実行させるとどうなるか? ○ 1. 「1」が表示される ○ 2. 「0」が表示される ○ 3. 「?」が表示される ○ 4. 何も表示されない ---LEVEL 2--- 問89. Samba サーバを構築している。ブラウズ時にホームディレクトリがネット    ワークコンピュータに表示されるようにするには、Samba の設定ファイル   (smb.conf)の設定をどのようにすればよいか?     ○ 1. [homes]セクションの「browseable」オプションを「yes」にする ○ 2. [global]オプションの「browseable」オプションを「user」にする ○ 3. [home]セクションの「browseable」オプションを「yes」にする ○ 4. [global]オプションの「security」オプションを「user」にする ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問87.の解答:3 (101試験) -e オプションはlocateデータベースを更新する際、検索対象としないディレ クトリを指定します。 例:一時ディレクトリとprocファイルシステムを対象外としてデータベースを   再構築 # updatedb -e "/tmp,/var/tmp,/proc" 問88.の解答:2 (102試験) 「echo $?」は直前のコマンドが正常に終了したかを示します。ほとんどのプロ グラムは正常終了すると「0」を、エラーが出ると「1」を返します。したがって 一度目の「echo $?」は正常終了していますから、次は「0」が表示されます。 問89.の解答:1 (Level2試験) ホームディレクトリの設定を行うのは[homes]セクションです。「browseable」 オプションは「yes」か「no」を指定します。 【出題:中島】