-No.033----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2002/02/17-  関西で、無料講習会&オフ会をやろうかと考えています。具体的には決まっ ていませんが、興味のある方はメーリングリストの方をのぞいてみて下さい。 >http://www.lpic.jp/newml.html # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆連載「Linux関連認定について」(2)   ◇Turbo-CE  ◆LPIC模擬問題集 Vol.33 ──◆連載「Linux関連認定について」(2)─────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ◇Turbo-CE(Turbolinux Certified Engeneer)  対 象:Linux技術者全般  試 験:オンライン(プロメトリック)  受験料:30,000円(税別)  難易度:簡単  合格者:国内で2000人以上(2001年9月末)  教 材:直前必修問題集 Turbo-CE(IDGジャパン刊)      iStudy for Turbo-CE(システムテクノロジーアイ)  Turbo-CE は、ターボリナックスジャパンが実施している資格制度および支援 プログラムです。2000年4月の開始より1年半で、国内で約2000人が認定を取得し ました(というか実施されてるのは国内だけなんですが)。  現時点で、Turbolinux Server 6.1/6.5/7 対応の3種類の試験が実施されてい ます。認定は3年間有効です。  昨年秋に直前必修問題集のシリーズで本が出たため、受験者も増えたのではな いかと思います。難易度的には、LPICレベル1を突破できる人には余裕じゃない でしょうか。直前必修問題集1冊をじっくりやれば、満点を目指すことも不可能 ではないと思います(私は94点でした)。模擬問題もよくできています。  Turbolinux 固有の知識を必要とする出題は非常に少ないので、Turbolinux を 触ったことがなくても合格できるでしょう(^^;。「最低限これだけは知っておき たい」という範囲がだいたい網羅できていると思いますので(この辺は LPIより もよくできてると感じます)、初心者にも最適ではないかと。  なお、LPI的には、まだ日本語版が実施されていない「CompTIA Linux+」が、 LPICレベル1を受ける前の試験としては最適だそうです。 参考ページ:  http://www.turbolinux.co.jp/support/edu/turbo_ce.html ──◆LPIC模擬問題集 Vol.33 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問72. 以下のコマンドの中で、あらかじめ作成してあるデータベースを元にして    ファイルを検索するものはどれですか? □ 1. find □ 2. locate □ 3. whatis □ 4. which □ 5. apropos 問73. パケットが宛先のホストに届くまでに通過する経路を表示するコマンドを    記入して下さい。    _____________ ---LEVEL 2--- 問74. インターネットに接続したサーバの運用を開始しようとしています。侵入    検知システムを導入しておきたいと思いますが、どのツールを使うのが適    切ですか?     ○ 1. Kerberos ○ 2. nmap ○ 3. DSS ○ 4. Tripwire ○ 5. SAINT ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問72.の解答:2,3,5 (101試験) whatis と apropos は同一のデータベースを使って検索します。whatis と apropos の違いは、検索に指定するキーワードと完全一致するか、部分一致する か、です。 問73.の解答:traceroute (102試験) traceroute コマンドは、宛先ホストに到着するまでに経由したルータを表示し ます。リモートホストまで通信が届かない時、ネットワークのどの場所に障害が 発生しているのかを確認する場合などに用います。ICMPパケットを使用します。 問74.の解答:4 (Level2試験) 選択肢の中では、ファイル整合性チェッカーの Tripwire のみが侵入検知シス テムです。Kerberos は暗号化と認証のシステム。DSS はデジタル署名アルゴリ ズム。nmap、SAINT はスキャナツール。 【出題:中島】