-No.023----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/12/04-  毎週日曜発行のこのメルマガですが、記事を書くための資料を会社に忘れて きてしまったもので(^^;、遅くなってしまいました。どうもすみません。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇LinuxWestでLPI関連講演   ◇LPI認定レベル2開始が延期  ◆重要度別要点整理 Vol.12  ◆LPIC模擬問題集 Vol.23 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇LinuxWestでLPI関連講演    11月28日から30日まで、大阪の「マイドームおおさか」にて「Linux West」が 開催されました。その中で、LPI President の Chuck Mead 氏による「Linux の 最新技術動向」と題する講演がありました。分かりやすい英語での講演でしたが LPI-Japanの成井理事長による通訳もありました。狭いスペースでしたが、100人 近くの参加者で賑わい、Linux 人気の高さを感じさせられました。プレゼンテー ションに使われた資料は、後日 LPI-Japan のホームページで公開される模様で す。  上記講演に続いて、LPI-Japanの成井理事長による講演「Linux認定制度の必要 性とその意義」が開催されました。内容はLPIのサイト等で皆さんおなじみの事 がほとんどでしたが、記憶に残るトピックとしては ・受験生は、米国、日本の順に多い ・65〜70%の合格率 ・現在認定証はカナダから送られてくるが、近々日本で認定証を出せるよう計画 ・NECソフトウェアがプラチナスポンサーとして参画 などがありました。  ◇LPI認定レベル2開始が延期  11月28日に開始される予定だったレベル2認定試験ですが、12月12日以降に延 期となったようです。Linux West時点での成井理事長による発表では12月12日と なっていますが、詳細はまだ不明です。 ──◆重要度順要点整理 Vol.12 ─────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回はシェルスクリプトについて。102試験の範囲になります。 ※一部簡略すぎるかも…ですので、あくまで記憶の確認としてご利用下さい ■Topic 1.9 ■   Obj.2:簡単なスクリプトのカスタマイズと記述 …【重要度5】 【ここで必要とされる理解】  □スクリプトの1行目…「 #!/bin/bash」「#!/usr/bin/perl」など  □実行後の戻り値(正常終了='0'、エラー='1' ...$?)  □スクリプトファイルのパーミッションや所有者  □カレントディレクトリのスクリプトscriptを実行…「./script」  □パスの追加…「PATH=$PATH:$HOME/bin」など  □スクリプトからのメール発信「mail -s "Subject" someone < file」など 【重要コマンド】  □test = '[ ]' ←この場合、'['の次に空白を忘れずに(コマンドだから)   -e : ファイルが存在(Exist)   -f : ファイルが存在かつ通常のファイル(File)   -z : 引数の文字列が0(空文字)(Zero)   -n : 引数の文字列が0でない(Not zero)   -eq : 両辺が等しい(EQual)   -ne : 両辺が等しくない(Not Equal)   -a : and   -o : or   -d : ディレクトリである(Directory)   -r : ファイルが存在かつ読み込み可(Readable)   -s : ファイルが存在かつサイズ0以上(Size)   -w : ファイルが存在かつ書き込み可(Writable)   -x : ファイルが存在かつ実行可(eXecutable)   A -nt B : ファイルAはBより新しい(Newer Than)   A -ot B : ファイルAはBより古い(Older Than)   A -gt B : ファイルAはBより大きい(Greater Than)   A -ge B : ファイルAはBより大きいか同じ(Greater or Equal)   A -lt B : ファイルAはBより小さい(Less Than)   A -le B : ファイルAはBより小さいか同じ(Less or Equal)  □if〜then〜elif〜fi  □for … in …   do    …   done  □case …   in    … ;;    … ;;   esac  □break  □continue  □echo  □exit  □source = '.'  □shift  □until    条件   do   …   done  □while   条件   do    …   done # 今回の範囲はメルマガではまとめにくいので(^^;、範囲の確認に使って下さい # 上記シェルコマンドは十分に覚えておきましょう。特に、testコマンドの比較 # 演算子は大事です。 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.23 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問49. apt-get で、システムを自動的に新バージョンにアップグレードするコマ    ンドはどれですか? ○ 1. apt-get upgrade ○ 2. apt-get sys-update ○ 3. apt-get update ○ 4. apt-get system-upgrade ○ 5. apt-get dist-upgrade 問50. インストール済みパッケージのファイル一覧を表示するコマンドはどれ    ですか? ○ 1. dpkg -i ○ 2. dpkg -qf ○ 3. dpkg -ql ○ 4. dpkg -L ○ 5. dpkg -S ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問49.の解答:5 (102試験) dist-upgrade で、システムを自動的に新バージョンにアップグレードします。 個々のパッケージはそれぞれアップデートされ、システムを停止せずともOSの アップグレードが可能です。 問50.の解答:4 (102試験) -L もしくは --listfiles で、指定されたパッケージからインストールされた ファイルの一覧を表示します。 -i はインストール。 -S は、インストールされたファイルの検索。 -qf, -ql は rpm のオプションです。 【出題:中島】