-No.022----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/11/25-  いよいよレベル2が始まりますねぇ。今回から対策を載せようと思ってたんで すが、ベータから変更された部分もあると思うので、自分で正式版を受けてみて からお知らせしたいと思います。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇LPI認定レベル2まもなくスタート  ◆重要度別要点整理 Vol.11  ◆LPIC模擬問題集 Vol.22 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇LPI認定レベル2まもなくスタート  LPI認定レベル2日本語対応試験が、11月28日よりスタートします。  ○201試験 Linux応用管理  ○202試験 Linux最適化  となっており、3〜4年の実務経験程度が想定されています。LPICレベル1を取 得していなくても受験できますが、認定を受けるためには先にレベル1を取得し なければなりません。  内容的には、Sendmail, Apache, Squid, BIND, dhcpdといったサーバ関係、 NFSやNIS, Sambaなどが出題される模様です。プラットフォームの方も、例えば 4CPUマシンの問題が出題されたりと、中規模のシステムまで範囲に入るようで、 ハードウェアに関してもレベル1よりも格段に高度な知識を求められます。  …という印象をベータで受けましたが、また実際に自分でチャレンジしてみて レポートしたいと思います。 ──◆重要度順要点整理 Vol.11 ─────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回はローカルドキュメントについて。101試験の範囲になります。 ※一部簡略すぎるかも…ですので、あくまで記憶の確認としてご利用下さい ■Topic 1.8 ■   Obj.1:ローカルシステムドキュメントの使用と管理 …【重要度5】 【ここで必要とされる理解】  □/usr/doc   Linuxでドキュメントがインストールされているディレクトリ。  □/usr/man, /usr/share/man, /usr/local/man   Linuxでマニュアルがインストールされているディレクトリ。  □man のセクション   1 : 一般コマンド   2 : システムコール   3 : 標準ライブラリ(関数)   4 : スペシャル(デバイス)ファイル   5 : 設定ファイル   6 : ゲーム   7 : その他   8 : 管理用コマンド 【重要コマンド】  □less  ページャー。テキストファイルを画面単位で表示。   Space : 前方へ1画面進む   Enter : 前方へ1行進む   B : 後方へ1画面戻る   Y : 後方へ1画面戻る   g : 最初の行に移動   G : 最終行へ移動   / : 前方単語検索   ? : 後方単語検索   :n : 次のファイルを表示  □more  ページャー。lessの方が高機能。  □file  ファイルの種類を表示する。  □man  マニュアルを表示(設定したページャーで表示)。  -k でキーワードを指定可能。  □info  オンラインドキュメントを表示。   Tab : 次のリンクにカーソルを移動   Enter : リンクにジャンプする   d : メニューのトップへ移動   ? : すべてのinfoコマンドを表示   p : 前のページへ移動   n : 次のページへ移動   u : 1つ上のレベルへ移動   q : 終了   / : パターン検索 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.22 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問47. chat.log ファイルの全ての行頭に "> " (引用符) を付けて表示したい。 元ファイル:abcdefg 表示 :> abcdefg その場合、以下のどのコマンドの組合せを実行すればよいですか? □ 1. cat chat.log > sed s/^/'> '/ □ 2. sed 's/^/'> '/ < more chat.log □ 3. more chat.log | sed s/^/'> '/ □ 4. more chat.log > sed "s/^/'> '/g" □ 5. sed -f chat.log -e s/^/"> "/ □ 6. sed -e s/^/'> '/g < chat.log 問48. 毎月5日と20日の午後5時5分に「/home/user1/bin/auto.job」スクリプト   を定期的に実行させたい。crontab はどのように記述すればよいですか? 1. 5,20 * 5 17 * /home/user1/bin/auto.job 2. 5,20 * 17 5 * /home/user1/bin/auto.job 3. 5 5 5,20 * * /home/user1/bin/auto.job 4. 5 5 5-20 * * /home/user1/bin/auto.job 5. 17 5 5,20 * * /home/user1/bin/auto.job 6. 5 17 5,20 * * /home/user1/bin/auto.job ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問47.の解答:3,6 (101試験) 1. は、「>」ではなくて「|」(パイプ) だったらOKです。 2. は、「'」の数があってない時点で間違いだと分かります。 sed s/^/'> '/ < chat.log だったらOKです。 4. は、「>」を「|」に変えても、「"」のせいで sed の出力に 「'」も入ってしまいます。 5. は、-f オプションの使い方がそもそも間違ってます。 -f オプションは、sed のスクリプトを読み込むファイルを指定します。 問48.の解答:6 (101試験) crontab の書き方は、「分 時 日 月 曜日 コマンド」の順です。 時間は24時間表記、曜日は月曜=1,火曜=2...という形です。 【出題:中島】