-No.019----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/11/04-  メーリングリストで、毎日の出題が止まってます(^^;。公私共にいろいろと あったのですが、今週から再開できそうです。  それから、前回の模擬問題にミスがありました。問39で、回答をフルパスで 求めているのに、フルパスになっていませんでした。正しい解答は、  /etc/resolv.conf です。ご指摘下さった方々、どうもありがとうございました。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆重要度別要点整理 Vol.8  ◆LPIC模擬問題集 Vol.19 ──◆重要度順要点整理 Vol.8──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回はinetdと関連サービス。102試験の範囲になります。 ※一部簡略すぎるかも…ですので、あくまで記憶の確認としてご利用下さい ■Topic 1.13 ■   Obj.1:inetdと関連サービス …【重要度5】 【ここで必要とされる理解】  □inetdサービスの設定  ・inetd 経由で telnet や ftp サービスを提供する  ・サービスの設定:/etc/inetd.conf  ・ポートの設定:/etc/services  ・不要なサービスやポートはコメントアウト(#)する  □TCP Wrapper(tcpdデーモン)の設定  ・接続を許可する設定:/etc/hosts.allow    許可するサービス:許可するホストの順に記述    例)ftp:LOCAL , ALL:ALL  ・接続を拒否する設定:/etc/hosts.deny    拒否するサービス:拒否するホストの順に記述    例)ALL:ALL  ・通常、hosts.deny で全て拒否 → hosts.allow で許可するホストを設定  □手動でのinetdの再起動  ・/etc/inetd.conf を編集 → killall -HUP inetdのPID # /etc/inetd.conf, /etc/services, /etc/hosts.allow, /etc/hosts.deny は # よく理解しておくこと。実際に記述を変更して、どのように動作するか確認 # しておくとよいでしょう。スタンドアローン環境でも「telnet localhost」 # などとすれば可能です。 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.19 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問41. 以下の行を実行するとどうなりますか? # TEST=date;echo `$TEST` ○ 1. 現在の日時が表示される ○ 2. 「$TEST」と表示される ○ 3. 「$date」と表示される ○ 4. 「date」と表示される ○ 5. 誤りがあるのでエラーになる 問42. ユーザーに対して quota を設定しています。設定値は以下のとおりです。 Soft limit : 50MB Hard limit : 55MB Grace period : 7日 あるとき、すでに 47MB のディスクを消費しているユーザーが9MB のファ イルを書き込もうとしました。どのようになりますか? ○ 1. 書き込みは成功するが、ファイルの読み出しができない ○ 2. 書き込みは成功するが、ファイルは失われる ○ 3. 7日以内なら、ファイルを読み出すことができる ○ 4. 書き込みは失敗する ○ 5. 書き込みは失敗するが、rootはファイルを復活できる ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問41.の解答:1 (101試験) バッククオートが使われているので、シェル変数は展開されて実行されます。 ここでは date コマンドが実行されます。 セミコロン「;」で区切ると、複数のコマンドを順に実行できます。 問42.の解答:4 (101試験) Soft limit : ユーザーが利用可能なディスク容量。超えると警告メッセージが 表示される。 Hard limit : ユーザーがこの値を超えて書き込もうとすればエラーになる。 Grace period : Soft limit の制限を超えることが許される期間。 【出題:中島】