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LPIC試験を受験するにあたって、よく聞かれる疑問についてまとめています。
本回答は、LPI認定試験研究会が私見として作成するものであり、LPI, Inc. や LPI-Japan が正式に回答するものではありません。正式な回答が必要な場合には、LPI-Japan事務局にお問い合わせ下さい。
また、受験方法に関する内容は LPI-Japan が提供するFAQにまとまっています。
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例えば、LPIC レベル1(LPIC-1)では、101試験と102試験の両方に合格する必要があります。この時、101試験と102試験を順番に受ける必要はありません。単に両試験に合格すれば認定されます。したがって、101試験→102試験 の順番に受けても構いませんし、102試験→101試験の順番に受けても大丈夫です。
もっと極端な例では、LPIC レベル2(LPIC-2)を取得するために、202試験→201試験→102試験→101試験 といった順番で受けても、適切に認定が行われます。ただし、認定書発行については事務局に連絡する必要があるようです。詳細は、LPI-JapanのFAQ「レベル2の試験(201と202)に合格してからレベル1の試験(101と102)に合格しましたが、レベル1の認定証しか届きませんでした。レベル2の認定証はいつ届きますか?」でご確認ください。
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入力式問題で、コマンドの引数やオプションはつけるべきですか |
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LPICの試験では、選択式問題以外にも入力式問題が出題されます。問題に対する解答をキーボードから入力する問題です。コマンドを問う問題において、多くは引数やオプションをあわせて記述すべきかどうか指定があります。しかし、実際には特に指定されていない問題も見受けられます。
特に指定されていない時にオプションや引数をつけるべきかどうか迷いますが、特に指定されていない場合はコマンド名のみ記述しても正解と考えられます。
LPICの正誤は、登録されている正答パターンに一致するかどうかで判定されていると予想されます。正答パターンでは、受験者が記述しそうなパターンをできる限り盛り込んでいると思われますが、場合によっては自分が入力したものとうまく一致しない可能性も考えられます。したがって、問題文で必要とされていない限りは、できる限りシンプルに解答するのが安全と考えられます。
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複数選択の問題で、回答すべき選択肢の数はわかりますか |
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LPICの試験において、選択問題は「単一選択」と「複数選択」の2種類があります。複数選択の場合は、正しい選択肢もしくは正しくない選択肢にチェックを入れることで回答します。複数選択問題の場合において、多くの場合は回答すべき選択肢の数が問題文中もしくは欄外に表記されています。
もし表記されていない場合でも、過去の受験での経験では、回答すべき数を超えて選択するとその旨のメッセージが表示されるようです。したがって、複数選択問題において回答すべき選択肢の数がわからないというケースはほぼないと思われます。
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どう見ても同じ選択肢が2つある問題を見かけたのですが・・・ |
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過去にLPICの試験を受験する中で、どう見ても同じ選択肢が2つ並んでおり、その違いが見つけられないケースがありました。これは、日本語への翻訳時にミスがあったものと考えられます。現在ではほとんど見かけなくなりましたが、ゼロとは言い切れない状況です。
実際の試験でこのような状況に出くわした場合には「English」ボタンを押して、問題の英文を確認するとよいでしょう。英文の問題を見ることで、翻訳時のミスに惑わされることなく回答できます。
この他にも日本語の意味がわかりづらい場合に、英語の問題文を見ると参考になることが多々あります。英語が得意でない方でも、ある程度の単語がわかれば回答の手助けになる場合があると思います。
LPICの得点は、200〜800点の間でつけられています。これはβ試験(試験開始前に実験的に行われる試験)などのデータを使って統計的に処理された仕組みによって採点されています。「○問正解した場合は△点」といった対応関係が作成され、それも基づいて採点されていると考えられます。得点は、もともとは「およそ 偏差値×10」となっていたようですが、現在は合格点が500点になるように調整されていると考えられます。したがって、全てを間違えても0点にはなりませんし、全問正解が800点になるとも限りません。
数多くの試験レポートを分析する限り、得点は10点刻みになっています。およそ1〜2問の正解が10点分に対応すると考えて良いでしょう。したがって、「490点で、合格点の500点まであと10点足りない」という状況は、あと1〜2問正解できれば合格だったと考えられます。
ちなみに、全ての問題が得点に関係があるとは限りません。現在の日本語版試験で行われているかどうかはわかりませんが、将来出題する予定の問題について正答率のデータを取得するため、に合否とは関係のない問題を混ぜていることがあります。
LPICの合格点は500点となっています。
LPICでは、様々な難易度の問題が入っているため、20%程度は難しい問題・入り組んだ問題になっています。したがって、出題される問題のうち80%(正解できるはずの問題)をいかに解くかが重要といえます。
実際には、その正解できるはずの問題のうち8割くらい(全体から見ると64%くらい)を正解できれば合格できるというイメージだと思われます。
1科目の受験時間は90分あります。多くの受験者にヒアリングした限り、時間が不足した方はほとんどいないようです。全問解答した後に、2〜3回見直せるくらいの時間的余裕があるようです。
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試験中に前の問題に戻ったり、回答を見直したりできますか |
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LPICの試験では、試験中に前の問題に戻って問題文を参照したり回答を見直すことができます。また、すべて回答した後、終了ボタンを押すか時間切れになるまでは、すべての問題を自由に見直すことができます。
現在、LPICの試験範囲にはバージョン番号が付けられています。最新バージョンは、LPIC-1は Version 4.0、LPIC-2 は Version 4.5 となっています。詳細は、試験範囲のページで確認してください。
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